何にでも使える勉強法

公務員試験以外でも使える超基本の勉強法

投稿日:2019年12月9日 更新日:

私達は小学校に入学してからから大学卒業まで、何年も勉強を教わってきました。しかし、「勉強」を教わることはあっても、「勉強法」を教わる機会はほとんどないですよね。

クラスの中でいつも高得点を取る友達がいたと思いますが、みんながみんな超人的な記憶力を持っているわけではありません。ただ、効率的に頭に入る勉強法を見つけ、実践している人がほとんどです。(中には天才的な頭脳を持つ人もいます…。)

これまでまともに勉強できたことがない人や、改めて勉強法を確認したい人は、ぜひ参考にしてください。

私はブラック企業で働きながら独学で公務員試験を突破した経験から、色んな人から勉強についての相談を受けるのですが、点数が伸びない人には共通点があります。

大学受験、TOEIC、資格試験等、人生には何度か試験を受けなければならない時が来ますが、以下のように思ったことはありませんか?

「勉強はしているんだけど、なかなか点数が上がらない」

そしてその度に「テキストがわかりにくい」とか「問題集の質が悪い」と思い込み、本屋に行っては参考書を買い漁り、机の上にはほとんど読んでいないテキストと問題集が山積みになっている…。かつての私がそうでした。

いくら勉強時間を費やしたところで、点数に直結しなければ意味がありません。これから勉強しようと考えている人は、必ず点数に直結する勉強法をしてください。

世の中にはいろんな勉強法が公開されており、情報に振り回されている人もいますが、試験のための勉強としてやることは、基本的に決まっています。

試験のための勉強法

試験日に目標点数を取るため、試験範囲の問題を繰り返し解くことを最後までやり遂げる

試験のための勉強とは、「試験日に目標点数を取るため、試験範囲の問題を繰り返し解くことを最後までやり遂げる」ことです。

当たり前の事のように思えるかもしれませんが、一文で書くとこうなります。

具体的にイメージするため、4つに分解して掘り下げます。

  1. 試験日に目標点数を取るため
  2. 試験範囲の問題を
  3. 繰り返しとくことを
  4. 最後までやりとげる

「試験日に目標点数を取る」が目標

1つ目から見ていきます。

「試験日に目標点数を取る」ことが目的です。つまり、試験日から逆算して、長期目標・中期目標・短期目標を立てます。試験まで半年あると仮定すると、以下のようになります。

①「苦手な単元を克服し、半年後までに8割取る」

②「得意な単元を伸ばし、3ヶ月後までに6割5分取れるようになる」

③「1ヶ月後までに過去問を一周し、得意な単元と苦手な単元を把握する」

④「毎日テキストを一章読み、過去問を20問ずつ解く」

試験日に目標点数を取るために、段階的に目標を立てます。長期、中期、短期、日々の目標をしっかり立てることで、毎日何をすれば良いかがわからない状況をなくすことができます。

「試験範囲の問題」が解ければ良い

2つ目について

「試験範囲の問題」を勉強してください。試験範囲がズレていたり、出題形式が違う問題を解いても意味がありません。試験範囲や出題形式を確認する一番良い方法は、過去に出題された問題を知ることです。つまり、過去問をやってください。

予備校の予想問題や、レベルを落とした基本問題ばっかりやっていても力は付きません。早い段階から過去問の感覚を身に着けてください。

過去問を反復して定着させる

3つ目について

脳に記憶を定着させる方法は科学的に答えが出ています。「反復」です。

脳は、日常の中で何度も出会う人や毎日行う動きを自動的に記憶して成長します。

勉強でも同じです。過去問が溶けるようになるまで毎日ひたすら反復してください。公務員試験の問題は、一問一問はそれほど難しくないので、解けなかった問題でもなんども繰り返していれば必ずできるようになります。

逆に、すでに解ける問題でも3回くらいは反復し、より早く解けるように磨きをかけてください。

試験前日までやり抜く

4つ目について

必ず最後までやり遂げてください。学習者の多くは途中で投げ出し、試験会場に来ない人もたくさんいます。

私は、受験申込者の3割くらいの人しかまともに勉強していないのではないかと思います。7割は途中で投げ出しているため、試験範囲の勉強が終わっていない状態です。特に、独学で勉強している人や通信講座を受けている人は9割が挫折していると言われています。

やり遂げた時点で7割の人には勝てるので、上位30%に入れます。

過去問の回し方

試験のための勉強法を頭の中で意識しながら、数的推理や行政法等の過去問を回していかなければなりません。

やり方は色々ありますが、私がやった方法を記載します。

暗記系・計算系共通

まずはテキストを読み込み、例題や章末問題を解いてみる。解けたら次へ、解けなければテキストに戻る。

次に、過去問の中で「重要」や「低難易度」の問題を解く。解けたら○、解けなければ×のように問題を仕分ける。解けなかった問題は、解説やテキストで確認し、もう一度解くが、最初につけた×はそのままにしておく。

これを全範囲行う。(1週目終了)

2周目は、1周目で×だった問題だけを解く。解けたら前回書いた×の横に○、解けなかったら×をつける。

3週目以降は、2週目と同じように繰り返す。間違えるほど×が溜まっていくので、それが苦手問題だとわかります)

ある程度○が増えてきたら、一段回上の難易度の問題で1週目と同じ要領で回していく。

最終的には、全部○がつきます。そしたらその過去問は1回クリアしたということになります。

勉強法は、みなさん大して変わらないと思います。しかし、細かい部分で好みが分かれます。勉強は毎日やることなので、自分にあってないやり方を無理してやろうとしても続きません。細かく修正し、自分に合ったやり方を確立してください。

成功者の勉強法を真似る(勉強法の勉強)

自分にあったやり方を探していくうちに、どんどん合格から離れていくこともあります。これを防ぐため、実際に上手くいっている人のやり方を真似て見ましょう。

合格した先輩でも良いし、成績が良い友達でも良いです。本屋に行けば勉強法について書かれた本がたくさんあるので、何冊か読んで良いところを取り入れてみてください。

独学ができない人

独学で合格を目指す人に向けて勉強法を紹介してきました。自分で言うのもなんですが、正直、独学での合格はかなり難しいと思います。

想像してください。

社会人の場合、仕事で疲れている状態で帰りの電車でテキストを開くことになります。家に帰って、お風呂に入って、ご飯を食べながらテキストを開くことになります。休日は家でぼーっとNetflixのドラマを見てきた時間を勉強に充てることになります。

あなたにできそうでしょうか。

もし難しいと感じた場合、予備校に通うことをおすすめします。

独学は、勉強の離脱率がかなり高いです。予備校はお金がかかりますが、高いお金を払ったという事実が離脱率を引き下げ勉強のモチベーションになります。

また、独学で何年も落ち続けたにもかかわらず、予備校に通ったら一発合格した人が何人もいます。

自分にとってどちらが良いかをしっかり考えて決め、一度決めたらゴールに向かって走り抜けてください!

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